講座修了

sakura

2010年11月15日 18:16

土曜日から今日までの3日間、
湯布院でディスレクシア学習支援インストラクター養成講座を行っておりました。

朝から晩までぎっしりのスケジュール、
私はもちろんへとへとでありましたが
遠くは静岡から半日以上かけてたどり着き
湯布院で到着と同時にレッスンが始まり帰るその日まで
ぎっしりあれこれ詰め込んでそのまま飛行場へという
日程をこなして頑張ったあなたはえらいです。

もちろん3日間で総てがわかるはずもなく
基礎知識を入れたらこれから3ヶ月間、テーマごとに
ケーススタディーをやり、レポートを書き
さらにしっかりお勉強していただなくてはなりません。

特に発達障害のお子さんと係わりのある方にとっては
戸惑ったり、不安になったり、途方にくれたりした総てのことに
理由があるのだと納得がいき、子どもたちへの見方や係わりを
見直すことになってとても有意義で良かったと言っていただいて
講座開始の時の不安な表情が笑顔に変わり知恵と勇気が
湧いて勇ましく帰って行かれる姿にやったかいがあったと嬉しく思いました。

11月27日には無料の保護者勉強会が大分の下郡で開催されます。
もともと思い通りにいかないことの多い子育てですが子ども自身が
いろいろな困難さを背負っているディスレクシアや発達障害を抱えて
いるお子さんをお持ちの保護者の方はお子さんの今ある状況を理解してあげる
ことがご自身の不安やいらだち、ストレスなどのマイナスの思いを
払拭して受容できることにつながります。

受け入れて初めて一番の応援者になってあげられます。
まずはディスレクシア(学習障害)って何なんだというところからスタートします。
下記のような特徴がありますので幾つかが当てはまる方は是非お申し込みのうえ
ご参加ください。

・幼児期に発達の遅れを指摘されることは少ない

・小学校入学時に、読字・書字困難が指摘される

・文字を解すると理解が劣る

・学業成績と学習能力に矛盾がある

(2学年ほどの遅れが見られる)

・読字:
  読むのが苦手で不正確で遅い
  文字の形と言葉の音を対応することが困難
  1文字1音節のひらがなは読めても漢字の読みは苦手
  「読み飛ばし」「音の混同」「逆さ読み」「時の置き換え」「勝手読み」
  「似た文字の混同」などの間違いが多い
  読みが不規則な英語の学習には困難が多い
(読字の困難さは視覚機能に問題(二重に見える、にじんで見えるなど)がある場合がある)
  

・書字:
  左右を間違えることが多いので、書き順がうまくいかない人がいる
  黒板や教科書の書き写しが苦手
  鏡文字を書く
  特殊音節など音と文字の対応が一対一でないものに誤りが多い
  視覚と運動の感覚のずれが目と手の協応の悪さにつながっている
  斜めの線、動きに認識できない

・時間や空間を正しく認識できない
  なかなか時間感覚が身につかない  
  算数の基本概念や四則計算などの理解することが難しい
  物事を順序だてて理解することが難しい
  複雑な図形を覚えるのが苦手な人もいる
  左右をよく間違える人もいる
  不器用だったり運動能力が低かったりする場合もある 
  短期記憶が極端に短いなど記憶することが苦手

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