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2010年06月17日

感動❤ビジョントレーニング

ディスレクシア支援に欠かせないビジョントレーニングの資格を取りに4人で神戸に乗り込みました。

それぞれどのように見えているのかチェックする方法やトレーニング法を学びながら

米国オプトメトリストの北出勝也先生がトレーニングされた視覚障害を持った

子どもたちのトレーニングの様子を追跡したビデオを見せていただきました。

手術するわけでもなく、難しいトレーニングをするわけでもない。

誰でも簡単にできるトレーニングを毎日ほんのわずか続けるだけで

子どもたちの顔つきまでもが輝いて見えた。


中にかなり重症の視覚障害の小学2年生~中学2年生までの成長の様子を追跡した

ビデオには涙が出ました。自信なげな大きな瞳の男の子が日々の努力で

たくましい素敵な笑顔の男の子に成長していく姿に私たちは自分たちの出会った

ビジョントレーニングの意味の深さを知り感動に震えました。




私たちは見えていると他の人がどのように見えるのか気にすることはありません。

気にしても視力がよいとか悪いとかその程度ではないでしょうか。

知ってください、見えていてもクリアに見えているわけではない人がたくさんいるということを。

あなたのお子さんはどう見えているかということを誰かに伝えたりはしません。

その見え方がお子さんにとって自然なことだからです。

本人でさえ生まれつきなのだからそれが他の人と違った見え方をしているということさえ

気づいていなかったりするのです。それほど視覚機能の問題は気づかれにくいのです。


アメリカではより視覚機能を高めたいスポーツ選手や一般の人で見え方に何らかの問題がある場合

また視覚機能に問題があるために学習能力を発揮できない子どもたちなどが国家資格を持った

オプトメトリストのクリニックを訪ねるのが当たり前になっています。


視覚機能は生後ゆっくり発達して通常は6歳くらいまでに土台が出来上がります。

しかし何らかの理由でうまく発達しない場合小学校に上がってから学習で躓いて

原因も分からず自信を失っていく子どもは今もたくさんいるのです。

勉強ができないのは本人の努力不足なんて決めつけてしまう前に

その背景に視覚機能の問題が潜んでいないかチェックすることは重要なことではないかと思うのです。

チェック自体はそれほど難しいことではないので私などはなぜ教育の現場で

虫歯をチェックするように視力検査と同様に見え方のチェックがされないのか不思議に思います。



視覚機能には三つの機能があります。

①視覚情報を脳に入力する機能
  
・視力、眼球運動、両眼のチームワークなど

②視覚情報を脳で処理する機能

・情報の理解、情報の記憶、情報の操作、空間の認識

③出力機能

・体との協調=手と目、手と足など


これらの機能がうまく働かないだけで学ぶことが困難だったり、不器用だったり

スポーツが苦手だったりするのです。

視覚機能に問題が見つかったとしても多くの場合、トレーニングや

メガネ(専門のメガネ店をご紹介できます)で改善することは可能です。


視覚機能の改善は大人になってからでも可能です。

まだこれから家族ぐるみで楽しくトレーニングできるようなプランを考え中です。

近々、ビジョントレーニングクラスを開講しますので今しばらくお待ちくださいね










  

Posted by sakura at 09:59Comments(0)ひとりごと